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安彦良和著『虹色のトロツキー』

11日夕方、近くの駅のY隣堂に行ったら、マンガではなく「日本の歴史」のコーナーになぜか、中公文庫版『虹色のトロツキー』が1~8巻、きちんと並んでいました。
奥付を見たら、別に最近のものでもないし、「なぜだろう?」と思って帰ってきたら、鳩山首相が、買った書籍の中に入っていたのね。で、あわてて在庫を引っ張り出してきて、オジサンが買いやすい「歴史本」のコーナーにおいたんでしょうね。
安彦さん、苦笑いしているだろうな?
虹色のトロツキー (2) (中公文庫―コミック版)虹色のトロツキー (2) (中公文庫―コミック版)
(2000/03)
安彦 良和

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他の本屋さんでも、鳩山さんの購入本をあわてて並べているんでしょうか?
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マンガ『ペルセポリス』が、過去10年の名著ベスト2に堂々ランク・イン

と、いうのはイギリスのの保守系高級紙『ザ・タイムズ』が昨年11月に発表した「過去10年間のベスト100冊の名著」、での話。
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/book_reviews/article6914181.ece?token=null&offset=192&page=17



1位は、アメリカ合衆国の作家によるSF的設定の小説『ザ・ロード』、3位は『マイ・ドリーム ~バラク・オバマ自伝』というオールジャンルの中での堂々2位のコミック(グラフィック・ノベル=マンガ)のチャート・インだからたいしたものです。
『ペルセポリス』といえば、イランにおけるイラン・イラク戦争や、ホメイニ革命の反動的変質と自由主義者、社会主義者の弾圧・虐殺、といった政治的悲劇とその中でもたくましく生き抜いていくイラン人少女を描いたマルジャン・サトラピの自伝的作品。



未読の方にはぜひ、お薦めの作品です。
ペルセポリスI イランの少女マルジペルセポリスI イランの少女マルジ
(2005/06/13)
マルジャン・サトラピ

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日本の保守系大新聞『読売新聞』や『産経新聞』が「過去10年間のベスト100冊の名著」をオール・ジャンルから選ぶとして、例えば戦争の悲劇とその中での人々の生き方を描いたマンガ『夕凪の街 桜の国』を ベスト10の中に選ぶようなことがあるでしょうか?

『すんドめ』1~6巻全部読んでしまいました。

すんドめ 1 (ヤングチャンピオンコミックス)すんドめ 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
(2006/11/20)
岡田 和人

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いや、スゴイ。岡田和人という作家はエロマンガ家としては、山本直樹以来の逸材かもしんない。
ファンの多くが書いているように谷崎潤一郎の影響(?)は感じるけれど。
私もすぐに『春琴抄』を連想しました。
エロス(生)とタナトス(死)が、これでもか、と、現代の高校生の「リアル!」な青春の中に書き込まれていて絶句するのみ。
50代後半の私がこの作品の1巻目を買う時は、さすがにカウンターで恥ずかしかったけれど、結局6巻目まで買ってしまいました。
有隣堂としては小ぶりのあの店で、数少ない平積み展開しているコミックなんで、やっぱり凄く売れているんでしょうな。

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やまだ紫先生が5月5日に亡くなられました。

御冥福をお祈りいたします。やまだ先生の作品は『性悪猫』『しんきらり』『ゆらりうす色』『愛のかたち』など素晴らしい作品ばかりでした。マンガ家としての故・杉浦日向子氏、近藤ようこ氏を育てたのも、やまだ先生でした。私が新宿の小さな出版社で働いていた時にそこへ、やまだ先生が手作りのおにぎりかなにかを持って差し入れにみえた記憶があります。なんか、身内に死なれたような悲しさがあって力が入りません。きついなあ。
thum_0001.jpg

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よしながふみ『大奥』の手塚治虫文化賞受賞で思うこと

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))
(2005/09/29)
よしなが ふみ

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いささか旧聞になるけれど『大奥』の第13回手塚治虫文化賞大賞受賞についていくつかの感想を述べてみたい。
と、いうかこの結果について報じた、4月19日の朝日新聞の朝刊が興味深かった。

御承知の通り『大奥』は江戸時代の将軍達の治世と<大奥>にまつわる物語を、男女逆転させて描いた画期的傑作なわけですが。
その授賞にあたって朝日に書かれているている短文がなかなか面白かった。

その中で作者よしながふみ氏の言葉がいくつか紹介されているが「逆転の世界で、初めて男女の恋愛が違和感なく描けた」という言葉が特に印象深かった。

作者は、多分今の現実社会での男女の関係を前提に恋愛を描くことに「違和感」があるわけだ。
だから、この短文中にあるように<これまでは主に男性どうしの恋愛を描く「ボーイズラブ」で>多くの作品を描き<人気を博してきた。>のだろう。
しかし、彼女は<男女逆転の世界>で初めて違和感なく<男女の恋愛>を描けたのだと言う。

確かに、第2巻のラストページ、女性である<将軍家光>と男性である<中臈有功>の抱擁=ラブシーンは私のような男性にも違和感はなく素晴らしい。
しかし、女性の読者にとって、この男女逆転のラブシーンはまた違う意味を持つだろう。
ぜひ、女性読者の意見も知りたいと思う。

ところで、この短文中には、<幕末まで構想はできているという。>とある。果たして<幕末篇>で薩長側はどう描かれるのか?そして<「明治天皇」>が女性として作品に登場することはあるのだろうか?
そんな興味もふつふつと湧いてくる。

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