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『大阪ハムレット』③森下裕美著(2009年3月12日第1刷発行)~東の江ノ電、西の叡電

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『大阪ハムレット』③を購入した。
「女忍者の夏」「テレパシー」(前・後編)「あいの探偵」(前・後編)の3篇が納めてある。

一番読後感が良かったのは、「あいの探偵」。中年の私立探偵と19歳のキャバクラ嬢「アリサ」を中心にした物語。
シリーズ名に反して、今回この作品が舞台にしているのは、京都。

京都市左京区の哲学の道に近い「超レトロな」木造の民家に住む一家に「アリサ」が加わろうとするのを中年の探偵が助ける(?)という話なのだが・・・

中年探偵とアリサがその民家を訪ねていくのに乗って行くのが、「EIDEN」というロゴのついた私電。このかわいい電車とローカルな駅の描写がいい。

関東者の私としてはエノデンは知っていてもエイデンは知らないよ。ということで検索してみると、「叡電」正しくは「叡山電鉄株式会社」というローカル線があるんですね。

叡山本線 (出町柳 - 八瀬比叡山口 5.6km) と鞍馬線 (宝ヶ池 - 鞍馬 8.8km)からなる京都市左京区の観光地を走る電車です。

どこか、吉田秋生の『海街diary』シリーズを思い出させる設定ではありますね。『海街diary』では古都鎌倉を走る江ノ電沿線の古い民家に住む家族に中学生の「すず」が加わるところから物語が動き出すわけですが・・・

もちろん、森下裕美作品である「あいの探偵」の方が吉田秋生作品よりディープでハードな展開を見せるわけで・・・そして泣ける作品です。

アリサの同僚から、アリサへの下心を疑われて返す中年探偵のセリフがかっこいい。関西風味たっぷりのハードボイルドな名探偵(?)を造形しています。

*叡電(叡山電車
http://www.keihannet.ne.jp/eiden/
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テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

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