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志村貴子著『青い花』4巻購入しました。

本日発売の『青い花』4巻を即、購入しました。
あーちゃんもふみちゃんも高校2年生になりました。
そして今年の演劇祭の演目に選ばれたのは何と三島由紀夫の『鹿鳴館』。
懐かしい初代(?)水谷八重子のイラスト(写真?)が表紙に描かれた戯曲本も登場しました。(「水谷八重子云々」は勘違いだったらすみません)
鹿鳴館 (新潮文庫)鹿鳴館 (新潮文庫)
(1984/12)
三島 由紀夫

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もちろん、あーちゃんが通う「藤が谷女学院」のモデルである「鎌倉文学館」=「旧前田侯爵邸」の描写が三島の『春の雪』に出てくることを意識した志村先生の遊び心によるものでしょう。
春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)
(1977/07)
三島 由紀夫

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三島の戯曲で私が実際に見たのは『我が友ヒットラー』だけですが、あの高踏的なセリフと舞台は強く記憶に残っています。

どこか吉田秋生氏の『ラヴァーズ・キス』や『櫻の園』を思わせるような今までの展開から、物語はいよいよ、志村先生ならではの「危険なゾーン」へ踏み込みつつあって、目が離せません。

ところで、4巻で初登場の「藤が谷図書館」の建物のモデルはどこにあるのでしょう?



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志村貴子先生『青い花』4巻発売を記念して、「藤が谷女学院」ライトアップか?

青い花 4巻 (F×COMICS)青い花 4巻 (F×COMICS)
(2009/04/23)
志村 貴子

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来る、4月23日の『青い花』第4巻の発売の前祝いとして、4月17日から19日まで、「藤が谷女学院」のライトアップが行われたそうです。(?)

詳しいことは、産経新聞編集委員、宮田一雄様のブログをご覧ください。
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/1000557/

何はともあれ、志村先生のブログは、こちらです。
http://shimuratakako.blog106.fc2.com/blog-entry-95.html#trackback

何のことだか、よくわからない方には、USO9000様のブログ、「USO9000仮想工房」における、<「青い花」舞台探訪~鎌倉編 その1~>と言う記事が、お勧めです。

Go with yuuさんの写真でイメージする「青い花」というのもありますね。

みなさん、マメですね。

「藤が谷女学院」の内部や、杉本先輩宅などは、目黒区駒場の旧前田侯爵邸から、イメージを借りているんですね。

テーマ : マンガ - ジャンル : アニメ・コミック

『大阪ハムレット』③森下裕美著(2009年3月12日第1刷発行)~東の江ノ電、西の叡電

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『大阪ハムレット』③を購入した。
「女忍者の夏」「テレパシー」(前・後編)「あいの探偵」(前・後編)の3篇が納めてある。

一番読後感が良かったのは、「あいの探偵」。中年の私立探偵と19歳のキャバクラ嬢「アリサ」を中心にした物語。
シリーズ名に反して、今回この作品が舞台にしているのは、京都。

京都市左京区の哲学の道に近い「超レトロな」木造の民家に住む一家に「アリサ」が加わろうとするのを中年の探偵が助ける(?)という話なのだが・・・

中年探偵とアリサがその民家を訪ねていくのに乗って行くのが、「EIDEN」というロゴのついた私電。このかわいい電車とローカルな駅の描写がいい。

関東者の私としてはエノデンは知っていてもエイデンは知らないよ。ということで検索してみると、「叡電」正しくは「叡山電鉄株式会社」というローカル線があるんですね。

叡山本線 (出町柳 - 八瀬比叡山口 5.6km) と鞍馬線 (宝ヶ池 - 鞍馬 8.8km)からなる京都市左京区の観光地を走る電車です。

どこか、吉田秋生の『海街diary』シリーズを思い出させる設定ではありますね。『海街diary』では古都鎌倉を走る江ノ電沿線の古い民家に住む家族に中学生の「すず」が加わるところから物語が動き出すわけですが・・・

もちろん、森下裕美作品である「あいの探偵」の方が吉田秋生作品よりディープでハードな展開を見せるわけで・・・そして泣ける作品です。

アリサの同僚から、アリサへの下心を疑われて返す中年探偵のセリフがかっこいい。関西風味たっぷりのハードボイルドな名探偵(?)を造形しています。

*叡電(叡山電車
http://www.keihannet.ne.jp/eiden/

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『彼らの犯罪』樹村みのり著(2009年3月30日第1刷発行)~社会派コミックの秀作


朝日新聞出版から、樹村みのりの短編集『彼らの犯罪』が発行された。
1990年代初期の社会派作品を主に収録してある貴重なコミックスである。

表題作『彼らの犯罪』は、1988年~1989年にかけて起こった女子高生コンクリート詰め殺人事件の裁判傍聴記。

次の『親が・殺す』は1992年6月に起こった、埼玉県浦和市で、県立高校の教師とその妻が長年家庭内暴力を振るった長男を殺害するという事件の裁判傍聴記。

一女性としての作者の、実際に裁判を傍聴しての誠実な実感が描かれていている。
貴重な視点はいくつか提示されているが、それを強調するよりは、事実を事実としてとらえる実直な描き方が好ましい。

『夢の入口』は、某カルト集団の洗脳方法について、その具体的な手口を描いて告発している。
私にとっては、このコミックスの中で、この作品が一番心に沁みた。
感想は、まだまとまらないのだが。

他に『横からの構図』もおさめてある。『菜の花畑』シリーズのころの、ほのぼのとしたタッチの絵柄が懐かしく、うれしい。

しかし、旧朝日ソノラマ系の人々が企画・編集にあたっているのかも知れないが、天下の「朝日新聞出版」の刊行物にしては、造本はおそまつで、使用している紙質も悪い。重要なモノローグの誤植もある。
しかも樹村みのりという実力に比して社会的認知度の低い作家の、マンガとしてはかなり特殊な題材を扱った、1990年代初期の作品集だというのに2009年の今、発行するにあたり、誰か認知度のある適切な解説者の解説や、帯への推薦文を入れるくらいの配慮ができなかったのだろうか?
これでは、コアな樹村ファンにしか売れないだろうに。

こんなことをやっていると、まともな作家も読者も「朝日新聞出版」から離れていくぞ。

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